芯芯在安全ロボティクス
JST MOONSHOT GOAL 3 · 2026年度採択

安全を、
ロボットの芯に。

人の身体に学び、失敗しても危険な力が出にくい手・腕へ。安全性を機械の構造に組み込む研究が始まります。

研究を知る
人の身体から、機構としての安全へ。クリックで拡大 +
PROJECT MANAGER多田隈 建二郎
AFFILIATION大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授
FIRST MILESTONE2028年 / 初期要素の実機具現化
01 / CONCEPT

失敗を、事故につなげない。そのための「身体」をつくる。

「止める」だけでなく、
構造で、力を「いなす」安全。

人と同じ空間で働くロボットには、把持の失敗や制御の誤作動への備えが必要です。本研究はセンサや停止機能に加え、人体に学ぶ連動の仕組みを手・腕の内部へ組み込みます。

目指すのは、学習途中の失敗でも大事故へ進みにくい「芯在安全」の実現です。

力を逃がす方向と、荷物を支える方向を両立する構想。
02 / RESEARCH

身体の理解から、社会で使える安全へ。

01

人の身体に学ぶ

人体の劣駆動・機械的連動から、機構設計に活かす原理を抽出します。

02

安全を機構にする

原理を手の構造へ落とし込み、芯在安全ハンドを設計・試作します。

03

数理で設計を磨く

大事故に至りにくい「安全包絡」をモデル化し、設計を最適化します。

04

社会との接点を考える

社会受容と本質安全の観点から、運用のあり方を検討します。

03 / MILESTONE

原理を、実際に動く形へ。

2028年までの目標

芯在安全ハンドの
基礎となる機構を具現化。

柔剛切替えや磁気ばねを用い、人体由来の劣駆動連動を実機構成。大事故状態へ進みにくい初期要素の創案と試作を目指します。

柔剛切替え 磁気ばね 劣駆動連動

※研究計画上の目標です。完成製品の提供時期を示すものではありません。

研究の基盤:多田隈研究室の1次元柔剛切替え機構・磁気バネ式IBマグネット機構。
04 / PEOPLE

分野をつなぎ、安全をつくる。

多田隈建二郎教授の写真
PROJECT MANAGER

多田隈 建二郎

大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授
担当:ハンド機構の実機具現化

荻原 直道東京大学 教授
人体由来の原理抽出
大林 菜々New York University 准教授
安全包絡の数理モデル化・設計最適化
小山 虎山口大学 准教授
社会受容・本質安全運用設計
木村 哲也長岡技術科学大学 教授
社会受容・本質安全運用設計
KEYWORDS

研究を読み解く、3つの言葉。

「芯在安全」とは?

危険な力が出にくい仕組みを、ロボットの身体の芯となる構造に組み込む考え方です。ソフトウェアによる制御と併せ、機構自体で安全を支えることを目指します。

「劣駆動」とは?

一般に、動かせる自由度に対して駆動源が少ない仕組みを指します。「劣」は性能の低さを意味しません。関節などの機械的な連動を活かす設計につながります。

「柔剛切替え」とは?

柔らかい状態と硬い状態を切り替える仕組みです。この研究では、安全な手・腕の要素をつくるためのコア技術として活用します。

EXPLORE THE PROJECT

さらに詳しく

研究計画・図版・課題推進者の詳細は、JSTの紹介ページへ。

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