人の身体に学ぶ
人体の劣駆動・機械的連動から、機構設計に活かす原理を抽出します。
人の身体に学び、失敗しても危険な力が出にくい手・腕へ。安全性を機械の構造に組み込む研究が始まります。
研究を知る人と同じ空間で働くロボットには、把持の失敗や制御の誤作動への備えが必要です。本研究はセンサや停止機能に加え、人体に学ぶ連動の仕組みを手・腕の内部へ組み込みます。
目指すのは、学習途中の失敗でも大事故へ進みにくい「芯在安全」の実現です。
人体の劣駆動・機械的連動から、機構設計に活かす原理を抽出します。
原理を手の構造へ落とし込み、芯在安全ハンドを設計・試作します。
大事故に至りにくい「安全包絡」をモデル化し、設計を最適化します。
社会受容と本質安全の観点から、運用のあり方を検討します。
柔剛切替えや磁気ばねを用い、人体由来の劣駆動連動を実機構成。大事故状態へ進みにくい初期要素の創案と試作を目指します。
柔剛切替え 磁気ばね 劣駆動連動※研究計画上の目標です。完成製品の提供時期を示すものではありません。
大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授
担当:ハンド機構の実機具現化
危険な力が出にくい仕組みを、ロボットの身体の芯となる構造に組み込む考え方です。ソフトウェアによる制御と併せ、機構自体で安全を支えることを目指します。
一般に、動かせる自由度に対して駆動源が少ない仕組みを指します。「劣」は性能の低さを意味しません。関節などの機械的な連動を活かす設計につながります。
柔らかい状態と硬い状態を切り替える仕組みです。この研究では、安全な手・腕の要素をつくるためのコア技術として活用します。
研究計画・図版・課題推進者の詳細は、JSTの紹介ページへ。